6月13日(8日目) イスタンブール市内観光、夜、帰路に

 

 今日は6時に起床。朝食後、7時半よりホテル周辺を散策。トルコは今日が最終日。今晩は飛行機の中。1時間ほどアチコチを歩き回る。収穫はなかったが、雰囲気は楽しめた。今日はイスタンブールの市内、有名な観光地を廻るので楽しみな日。

      
散歩                   散歩                   コンラッドホテル

 9時にホテル出発。まず、ガラタ塔へ。新市内のランドマークとなっている67mの塔。6世紀灯台として利用。現在は14世紀のもの。地上53mもテラスから、 イスタンブール市内を360度見渡せる。非常に眺めが良い。9時20分から10時まで。

      
ガラタ塔へ             ガラタ塔              市内展望

 次に、「ブルーモスク」。正式にはスルタンアフメット・ジャミィ。6本のミナーレはここだけ。スルタンアフメット1世の命を受けメフメット・アーの設計により1616年に建造。高さ43m、直径27.5mの大ドーム、4つの副ドーム、30の小ドームがある。内壁を飾る2万枚以上のイズニック・タイルが青を基調とし、大変美しいのでブルーモスクと呼ばれている。10時30分から11時まで見学。

      
ブルーモスク入り口            天井            ブルーモスク全景

 ブルーモスクから歩いてトプカプ宮殿に行く。11時10分。ここは、15世紀から20世紀初期にかけて、強大な権力を持っていたオスマン朝の支配者の居城。メフメット2世が1460年に着工。様々なスルタンが増設を重ね、70万uという広大な宮殿となった。1856年、ドルマパフォチェ宮殿ができるまで、ウイーンから北アフリカまでを支配したオスマン朝の中心地として栄えていた。
第一門から入り、送迎門へ。ここから有料。第二庭園と厨房(今は陶磁器とガラスの展示場)を見学。そして幸福の門を抜けて第三庭園。ここには図書館や衣装、絵画、ムハンマドの遺品などの展示、及び謁見の間も見学。見て廻るだけで、疲れてしまうほど広い。

      
送迎門                   幸福の門             宮殿

 途中、宮殿の第四庭園の横にあるレストランで昼食を摂る。ボスポラス海峡を望みながら、見晴らしの良いところ。料理もおいしかった。又、民族衣装を着たウエートレスが居て、サービスで一緒に写真を撮ってくれる。楽しい食事でした。今回の旅、最後のエフェスビールもごちそうさまでした。

      
昼食                    昼食               プリン

 食後、又トプカプ宮殿に戻って見学。まだ見ていないハレムを見学。ここだけは又、別途料金が必要。入口を入ると宦官の間、母后のための中庭、そしてハレムの各部屋がたくさんある。それぞれにタイルで装飾が施してある。各部屋には、スルタンの母親、1番から4番の妻が住む部屋。そのほかの大勢が住む部屋。4人の妻たちは、自分の住まいと召使を持ち、生活も保障されていた、という。何か、大奥を髣髴させるものがある。部屋ごとに別々の模様があり、見学するには綺麗なところ。
トプカプ宮殿でもMr.Kの説明は最初だけ。後は各自散会して見学。第三庭園で14時30分に集合。少し時間が余ったので、木陰で転寝をしてしまった。

         
ハレム中庭             愛妾の間               ハレム内

 次は隣の「アヤソフィア博物館」へ歩いていく。バスで通過する時の町並みと、歩いている時の視点が違うので楽しい。家の造りも独特。1階より2階のほうが広くなっている。何か不安定な造り。日本で言う建坪で税金が違うみたい。
15時から「アヤソフィア博物館」を観光。325年、コンスタンティヌス1世によりアヤソフィアの元となる教会の建設が始まる。537年、皇帝ユスティニヌスの命を受けビザンツ様式の大聖堂が完成。ギリシャ正教の大本山として崇められていた。直径31mの大ドーム、多数のモザイク画、など。大きな4枚の円板にカリフの名がある。その後、ジャミィにも変えられた。15時50分まで観光。

         
アヤソフィア正面           アヤソフィア2階           モザイク画キリスト

 又、歩いて「地下宮殿」へ。宮殿と名が付いてはいるが、縦140m、横70m、高さ8mの地下大貯水池。4世紀〜6世紀に造られたといわれている。当初は336本のコリント様式の柱があったが、19世紀に90本なくなっている。一番奥にメドゥサの顔が2本横たわっている。中は暗く、ひんやりとしている。15世紀も前に、現代にも通じるこのような施設の発想が有った事が驚きです。入り口は小さな地下鉄の入り口みたいで、目立たない。15時45分〜16時15分。

       
地下宮殿               メドゥサ                地下都市

 バスで「グランドバザール」へ。トルコ語で屋根付き市場と言う意味の、カパル・チャルシュと呼ばれている。中には、小さな店が4500軒あると言われている。宝石、時計、アクセサリー、アンテキーク、御菓子屋、みやげ物屋。様々な商品が並べられており、見て歩くだけでも楽しい。横道に入っていくと、迷路のようで帰りがわからなくなる。入り口より真直ぐ行き、横道にそれながら戻る。途中で喫茶店に入り、お茶を飲んだ。16時30分〜17時30分。

       
グランドバザール

 トルコの観光はこれで最後です。各自、いろいろな思い出を残しつつイスタンブール空港へ向かいます。18時40分に空港着。大変にお世話になった運転手に、覚えたて(日本から用意していた)のトルコ語でお礼を伝えた。大変に喜んでくれ、握手をして分かれた。通じたみたい。Mr.KにはガイドのNさん以外は誰も声を掛けず。今夜は夕食なし。各自。
21時20分KE−0956便は予定通りイスタンブール空港を離陸した。

 


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