6月9日(4日目) パムッカレ−−→コンヤ

 

 今日も朝6時に起床。携帯電話に日本からの着信が数本入っている。イヤーな予感。時差6時間なので、日本は昼12時。早速携帯で電話してみるが電波の弱いところで、うまく繋がらない。何本かで、伯母が亡くなった事が解った。ヤッパリ。入院していたので気にはしていたのですが、相談の上、キャンセルする程でもないと言う事で来たのに。最悪。まだ、亡くなったばかりで、何も決まっていない状態。とりあえず予定が決まり次第連絡してくれるように手配する。又、今から帰るとするとどうなるか、こちらも飛行機の状況を調べてもらうよう手配。パムッカレには飛行場がないので、今夜、コンヤに(洒落じゃないよ)着いてからしか動けない。後はあせっても仕方がないので、両方の連絡を待つのみ。
朝食をとって7時半に出発。世界有数の石灰棚とヒエラポリス遺跡に向かう。といっても、ホテルからすぐ近く。逆に、一番近くのホテルを取ったという事ですネ。この二つは同じところにある。10分で到着。早速、石灰棚に裸足で入る。水も流れており、足元注意。Mr.Kも、今日は簡単な全体説明のみで個別ガイドをせず。集合時間を決め、各自散会。アチコチで不満をブツブツ言っている。ガイドNに、昨夜の話し合いを聞いたところ、話半分でMr.Kが激高してしまい、話し合いにならなかったとの事。収集がつかなければ客数人で話をする旨伝える。といってもツアーと離れて帰るかもしれない身。考えても仕方ないので、今日一日は楽しもうと気分転換。

      
朝食                ホテル前                ヒエラポリス入口

      
石灰棚

 続いて、隣のヒエラポリス遺跡へ。ガイドの説明が不十分な弊害がすぐ現れた。石灰棚が広いので、先に見て廻った為に、ヒエラポリスの観光時間が少なくなってしまった。
ヒエラポリスは紀元前190年に始まった都市の遺跡。聖なる都市という意味。ベルガモン王エウメネス2世によって建造。この時代のものとして最も内陸部に位置する。ローマ、ビザンツ時代まで繁栄が続いた。セルジューク朝により町は滅ぼされた。

      
ヒエラポリス            ヒエラポリス博物館            南ビザンツ門

 ヒエラポリスで2時間弱、九時半に出発し、ここからは、一路コンヤに向かってひた走り。昼前くらいからオリーブの木が少なくなってきた。3時間以上走って、13時少し前、ようやく昼ご飯、エフェスビールがおいしい。
日本から電話が入る。日本時間19時、これから日程の相談に入る。決まり次第連絡。な〜んだ、朝と変わりないじゃないかい。

      
コンヤへ               昼食                 昼食

 13時半に再度出発、1時間半、コンヤの町に到着。コンヤはアナトリア(トルコのアジア側)の芸術、政治、学問の文化面では重要な都市。又、イスラーム神秘主義の一派メヴレヴィー教団の発祥地。メヴラーナ博物館に向かう。イスラーム神秘主義の一派、旋舞教団として知られるメヴレヴィー教団の創始者、メヴラーナの霊廟。隣にセリミエ・ジャミーがある。
又、日本から電話。葬儀の日程が入ってきた。同時にトルコからの手配の連絡。トルコ国内便でイスタンブールへ、一泊してセントレアへのチケットは手配できるが、最短で4日後に名古屋着。旅行をそのまま続けても5日後には名古屋に着く。それに、4日後では葬儀日程に間に合わない。そして別料金50万円。全てを総合しなくても無理。キッパリあきらめて旅行を続けることに決定。日本に連絡。
まず、ひとつの問題は決定をみた。すると、Mr.Kの事が再び気になる。今日はほとんど仕事をしていないじゃないかい。

      
  メヴラーナ博物館         メヴラーナ博物館             セリミエ・ジャミー

 コンヤはこの旅はじめての本物の5つ星ホテル「リクソス・コンヤ」。部屋も超一流。充分満足。食事の後ウエイター・ウエイトレスと記念写真。その後、プールとハマムがホテル内にあるというので、行ってみる。プールの横にハマムがあったが、どうやって入るのかわからない。中央に大きな石の台。周りに洗い場が10箇所程。暖かい石台の上で汗が出るまで寝ていた。その後洗い場で自分で洗ったが、垢すりや洗ってくれる人はついに現れなかった。体が熱いので、プールで少し泳いでから部屋に帰ったが、有料で良いから垢すりをして欲しかった。

         
リクソスコンヤ              リクソスコンヤ               部屋      

   
夕食            レストラン前

 今日はMr.Kがほとんど仕事をしなかったので、衝突はなかったが、ツアー全体にしらけた空気が・・・。ガイドNに、このままではまずいのではないかと申し入れる。「今夜、又、話してみる。」との事。今までは、ホテルで食事が始まると、姿を消し、翌朝まで客の前には出ない。こんな雰囲気なので、何も用事はないが、散歩時の注意とか周りの説明は初日だけ。最終的にガイドチェンジという処理方法はあるが、代わりのガイドが到着するまでまる1日かかる。今夜のガイド同士の話し合いにかかっている訳である。ツアーの最大の問題点が現地ガイドとは。旅慣れた方がほとんどでしたので大きな問題は起こらなかったが、皆内心は面白くない様子。そうだよネ〜〜。

 


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