6月7日(2日目) イスタンブール−−→トロイ−−→アイワルク
朝6時に起床。曇っているが爽やかな朝。早速散歩に出かける。ホテルはイスタンブール旧市内の西の端。ホテルの前の道には路面電車。チョット西にイスタンブールの城壁が有る。城壁近くは、夜、麻薬の売人が集まる場所。ガイドには止められていたが、朝は散歩する人が数人いるだけ。付近を散策し、一回りしてホテルに帰る。朝食はバイキング。少なめにしておく。
ホテル 路面電車 イスタンブール城壁
いよいよこれからデラックスバスに乗って観光に出発。バスですが、右側2列、左1列のリクライニングシートが並んでいて、新しく快適。広い窓は羽目殺しで開かない。そのかわり、車内からの写真撮影には便利。最大28人乗り。トルコは広いので、観光地間の距離が長い。そこを一人の運転手で、今日から8日間、走りまわるわけです。最近たまに、トルコでのバス事故がありましたのでチョット不安もあったのですが、今回の運転手の技術は抜群でした。狭い道のバックも一定のスピードで楽々。最終日まで快適で安定した運転で、不安は感じませんでした。現地ガイドMr.K以外は・・・。
このバスに乗って一路トロイへ。旧市内からマルマラ海沿いを南下しゲリボル港向け。途中、雨が降り、イスタンブール郊外で事故渋滞にはまった。テキルダーを過ぎ、ダーダネル海峡をさらに南下。しかし、事故渋滞のせいで遅れてしまって、ゲリボル港からのフェリーに遅刻。さらに南下し、エジャバット港よりフェリーに乗り対岸のチャナッカレへ。13:30チャナッカレ市内のコリンホテルで昼食。パン、スープ、魚類のフライ。まあこんなもんかナ。
バス フェリー
さらに南下、トロイの遺跡に着いたのは15時。早速、観光。入口ゲート右で誘導しているワイシャツ、ジーンズ君がガイドのMr.K。トロイは年代別に九層の遺跡が重なっており、木馬の話はそのひとつにすぎない。事前にガイドブックとインターネットで調べて行った私でも現地ではチンプンカンプン。ましてやツアーに参加しただけの伯父さん伯母さんには九層も理解していない様子。遺跡全体は、思っていたよりも広い。
トロイ遺跡入口 トロイ遺跡 トロイ遺跡
城内に木馬を引き入れた道と言うところもある。彫刻や建物が残っているところはほとんど無い。九回も地下に埋もれてしまった訳ですから、城壁や構造物の基礎部分が発掘されているのみ。後から、復元された構造物を見せられるよりよほど良い。長い歴史があり、その中の一部を切り取ったものですから、見る側のこだわりによって違うのも否めない。
木馬の道 トロイ遺跡 トロイ遺跡
出口に戻ったところで例の木馬。ここだけは後からの構造物で、なんとなく違和感がある。観光地といってしまえば多少はしょうがないかも知れない。公園みたいなところ。ここで、トルコの小学生に日本語で「こんにちは!!」と言われてビックリ。それしか知らない。観光客が教えたのだろう。本人は結構喜んで、誰にも「こんにちは!!」と言ってはしゃいでいた。まあ、子供らしいと言うべきか。
トロイの木馬
約1時間の観光、16時にトロイを出発。今晩の宿泊地アイワルクへ。アイワルクはエーゲ海沿いにある小さな町でリゾート観光地。このあたりからオリーブの木が沢山見え始める。エーゲ海沿いはほとんどがオリーブの木で、それ以外のほうが極めて少ない。山にもオリーブ、庭にもオリーブ。数100Kmの範囲、オリーブばかり。こんなに沢山の木からどうやって収穫するのだろう。
19時少し前にホテルに着いた。ホテルは「グランドデミゼル」リゾートホテルでも昨夜のビジネスホテルでも大差ない感じ。
エーゲ海沿い オリーブ ホテル
夕食後、いつもの散策。エーゲ海岸に居ること事態で観光気分。日没も遅い。20:30ホテルの写真を撮ったがこの明るさ。日没もエーゲ海では気分が違う。旅行の良い所ですネ。
夕食 ホテル エーゲ海の日没
結局、本日の観光はトロイの遺跡のみ。バスで旅行しながら、たまに観光地に寄るといった感じ。さすがにトルコ、広い。
現地ガイドのMr.Kにどうも違和感がある。必要な事はガイドしてくれるのですが、愛想が無く、よそよそしい。こんな性格の人かなと、漠然と思っていたのですが、これが後日、騒動に発展する。今日はまだ幕が開いたばかりだった事を知る時が来る。