2011年9月20日(7日目) ホータン(和田)観光

 

今日もは6時20分起床。朝食は8時からなのでゆっくりと準備。とは言っても連泊なので今日外出分だけ。荷物を纏めなくても良い時は楽です。8時から、マントウ、お粥、豆乳、おかずと少し多めの朝食。団結公園はこの時間から少しづつ人が出始めていた。食後すぐにロビーやホテルの周りを散策。8時半に出発。ホータンの現地ガイド、アテカモさんが付きました。結婚後日本にも何年か住んだ事があるそうで、言葉も習慣も精通されていましたので話しやすい方でした。背も高く大柄で、私のイメージのウイグル族の範疇に入らない体格。一見インド系と思えるほど。私の見方もいいかげんなものですが。!!

    
朝食                 団結公園                ホテル正面

 

 まづは「マリカワト故城」見学にマリカワト村へ。村の狭い道に差し掛かると、各家から我先にとロバ車が飛び出してくる。主婦ばかり、我々をお客にしようと、小さな子供を小脇に先人争いの態。バスを降り、このロバ車に各自分乗しユルンカシュ河の河川敷を行くのですが、石が多く細い車輪なのでお尻がいたい。少し距離はあるが歩いたほうが楽かも。「マリカワト故城」はホータンの南20Kmのある漢代〜唐代にかけて干てん国が周辺防備のために造った砦の跡。城壁や住居と思われる痕跡が広い川原に点在しているがほとんど朽ち果てている。一般の観光ルートからは外れている様子。入り口の徹柵に鍵が掛けられており、観光客が来ると、その都度開けるみたい。帰りも同じロバ車で、朝一番から腰に悪い。

    

    
ロバ車とマリカワト故城

 

 次の「ヨートカン遺跡」に向かう途中、ポプラ並木の綺麗なところがあった。道の両側からまるでアーチのように上を覆っている。綺麗な並木道となっていました。又、街角の小さなバザールを見学。名物の焼たまごはこれ以後、そこここで見かけました。ホータン(和田)はイチジクの産地でもあるらしく、朝摘みのイチジクが売られていました。一人が、イチジクを一山買って、皆で食べましたが、あまくて大変に美味しかった。田舎は果物が美味しい。生物はお腹を壊すので食べてはいけないと言うガイドさんも多いのですが、添乗員K女史はその辺を判断しながらですが、喧しい事はあまり言わない。個人責任と言う事か。??

      
ポプラ並木                  路肩のバザール            名物焼卵

 

 「ヨートカン遺跡」はホータン市の南西11Kmの位置にあり、漢代から宋代にかけての生活の跡があり、干てん国(うてんこく)の都城跡ではないかと考えられている。現在は畑や果樹園になってしまい、土の小山が残っているのみ。見るものなし。
但し、ここへの行き帰りが楽しかった。途中から、道が細く、周りの木々が邪魔になりバスの通行が出来なくなった。そこで、近くを走っていた三輪バイクと交渉し、これを運転手つきで借り受けた。全員は無理という事で、客10人とアテカモさんのみで一杯。探しながら右往左往したどり着いた。ただの畑の中。見るべきものは無かったが、この三輪バイクで行き来した事が面白かった。現地の人も寄ってきて「金持ちの日本人が、なんでこんな車で走っているんだい。?」と言っていたらしい。こういうハプニングは旅の清涼剤。

    
ヨートカン遺跡               三輪バイク             三輪バイクで

 

 昼食を食べ、絨毯工場へ。絨毯には興味なし。街角には、日本では見たことが無いものがたくさんあり目を引く。人々の生活も日本とは随分と違うと思える。ナンを焼く窯。ナンも、直径50Cmもあろうかと思われる大きな物から手のひらサイズの小さなものまで。ピザ風の形から饅頭のような形もある。見飽きない。!!

    
昼食                    絨毯工場             ナン焼窯

 

 この後、絹製品の製造工場に行った。繭玉から糸を紡ぐ実演を見せてくれた。昔の日本と同様。工場にはいろいろな織機が並べてあり、独特に染められた糸が掛けられていた。ここ独特の模様が目に付いた。お決まりの製品販売。興味なし。

    
アトラス絹工場

 

 この後、ホータン玉を捜しにユルンカシュ河の川原へ。広い川原には地元の人達が点在して玉探しをしている。もう何百年も現地の人が探した所なので見つかる訳がない。又、石と玉の見分けが付かない。説明は受けたが、自己満足の石をニ三個拾って持ち帰る。私にとっては思い出の玉ですが、何の値打ちもない。人生全てそんなものかも。??  その後、街中を散策。これは楽しい。見慣れない町並みと人々。生活観が漂っている。異国に来た雰囲気を充分に味わえる。果物、食べ物、香辛料。麺や食べ物の屋台。そこに生活している人々。日本よりは数段貧しそうですが、こんなに奥地?でも、人数は多く、活気がある。発展途上というエネルギーが満々て要る。日本にもこのエネルギーが必要である。

    
ユルンカシュ河             街角散策              街角散策

 

 19時半にレストランに。今夜は野菜類が多い。お腹にやさしい郷土料理。どの都市で食べても、違いがわからない。勿論、素材や味付けは少しづつ違うが、ひっくるめて中華料理と言ってしまえば同じに見える。何でも食べてみたい私にとっては食べられないものは無いのですが。今日はこの餃子のような形をしたものが美味しかった。20時半にホテルへ。連泊は楽です。

    
夕食

 

 昨夜も散歩しましたが、夜の時間が空いたので、IさんとNさんを誘って団結広場を散策。夜20時50分ですがこの明るさ。(左の写真)。今日は火曜日ですが、この時間から徐々に人が出始めてきた。中央の写真は21時半、右は21時50分。やっと暗くなった。子供も含めて音楽と踊りで楽しむグループがたくさん出没。22時頃ホテルに帰り寝る。

    
ホテル前の団結広場

 


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