2011年9月18日(5日目) クチャ(庫車)観光からアクス(阿克蘇)へ

 

今日も6時半起床。本日の午後は移動のみ。今回の旅のほとんどは、大きな荷物も自分でバスに積むので、事前に何時までにドアの外に出す必要がない。多少の手間ではあるが、出発間際まで荷物を纏める時間があり、朝、時間にしばられない。今日も7時半から朝食。マントウと野菜を取る。それと豆乳。充分である。
今日も出発は9時半とゆっくり。日曜日という関係もあるのか街中がにぎやか。郊外に出ると道端に水路が走っている。ここは赤い水が流れていた。近くの山からの水との事。

    
朝食                 クチャ市内               水路

 

 今日の最初の観光地はクチャ(庫車)北東に40分程のところにある「スパシ故城」。チェルターグ山の南麓に広がる仏教遺跡。唐代には亀茲国最大の寺院であったと言われている。クチャ河を挟んで東寺区と西寺区に分かれている。東寺区は東西146m、南北535mの範囲。西寺区は東西170m、南北685mに南塔、石窟や多くの建築物が広がっているが、多くは半壊し全景はとどめていない。全てが土や日干しレンガで作られており、周りに何も無く、広大な寺院だった事がうかがえる。半壊している建物に登る事も出来、保存の為の管理はされていないように見える。ここも5年10年後は崩壊が進み、景色が変わっているだろうと思われる。壮大な景色だけに、何かもったいないようにも思える。西寺区を見学。東寺区に直接行く道は無い。西寺区から徒歩で1時間かかるので行かなかった。バスに戻る途中、ガイドの葛さんが別のお客を案内している所とすれ違い、挨拶をする。大忙しの様子。10時40分。

    
スバシ故城

 

 次は、クチャ(庫車)に引き返し「クチャ大寺」へ。16世紀に新疆イスラム教依禅派の始祖イスハク・アリが創建したモスク。数千人を収容できる礼拝堂、19.3mHのミナレット。宗教法廷も併設されており、刑執行用の鞭なども残されている。1927年に焼失し再建されたもの。11時50分

    
クチャ大寺              礼拝堂内部              宗教法廷

 

 クチャ(庫車)から西では、三輪バイクをよく見かけるようになった。簡単な造りの小さな物から本格的なバイクに荷台が付いたような物までいろいろある。日本にはない物で興味が湧く。幾ら位するのだろうか。荷物も人も積めて便利に見える。但し、小型のものは余りスピードは期待できそうにない。田舎に行くほど多く見かけるようになった。この時は、後日この三輪バイクにお世話になるとは想像もしていなかった。バスで近くのレストランへ行き、12時から昼食となった。

    
小型三輪バイク             昼食                三輪バイク

 

 クチャ(庫車)観光は終了し、昼食後はアクス(阿克蘇)に向かって移動。距離は300Km程度だが、良い道ばかりではない。途中でガイドの赫さんが、露店のハミ瓜を仕入れる。夕食用。このドライブはあまり印象に無い。眠気も多分にあったと思う。夕方19時過ぎにレストラン「毛家飯店」へ。ここの味が今回の旅の中で一番濃かった。全ての料理が濃い醤油味のような物。材料は違っても同じ味。アクス料理となってはいたが。ハミ瓜は大変に美味しかった。
アクス(阿克蘇)は観光地ではなく見るべきものはない様子。ホテルにチェックイン後、有志で近くの公園を歩いた。夜20時50分でもこんなに明るい。たくさんの子供たちや家族連れが居る。チワワを遊ばせている家族もいた。ここでも活気がみなぎっている。北京時間とは2〜3時間ずれている感じ。本日のホテルは阿克蘇国際大飯店。

    
毛家飯店夕食             デザートハミ瓜             公園散策

 


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