六日目(10月18日)北京観光 そして帰国
最終日の朝は6時に起床。朝食のバイキングはフロント前のロビー。トーストとソーセージ、果物。さすがに散歩の元気は無い。それに比べ、諸先輩方は元気が良い。見習うべきところ大なり。7時半に珀麗酒店を出発。
朝食残骸 珀麗酒店 珀麗酒店前
天安門広場へ。ところが、今日は「北京マラソン」が行なわれるとの事。参加者、応援、見物で歩道がごった返している。ラッキーなのかアンラッキーなのか判らない。すごい人出だ。
北京マラソン マラソンスタート マラソン見学者
マラソンのスタートを見学後、やっと天安門にたどり着く。どこも人、人、人。中国人もオリンピックを経て、並ぶ事を覚えた様子。わずかでは有るが、並んで雑踏を入っていく。中国では「人を掻き分けて行く韓国人、むやみに突き進む中国人、並んで取り残されているのが日本人。」と言うそうです。取り残されないように進むゾ〜〜。8時半。
天安門 天安門 瑞門
いよいよ故宮(紫禁城)です。「午門」で入場券を買って、「大和門」へ。何かイベントが企画されているのか、前に足場が組んであった。大和門を横目に、左側の「貞度門」を潜り、紫禁城では最も大きな「大和殿」へ。明王朝と清王朝の栄華が偲ばれる立派な建物です。ここも20年ぶりに2回目ですが、前回は、何の知識も無く、仕事の帰りにつれてこられたので、思いに大きな違いがあります。
午門 大和門 大和殿
「中和殿」「保和殿」を通り、北側の「乾清門」その右の「景運門」を見学。9時45分
中和殿・保和殿 乾清門 景運門
途中、書画の実演販売もあった。中国には何処でもこの手の商売が有るが、紫禁城の中でもか、という感じ。折角の歴史が色あせる。「東一長街」を通り、裏門の「神武門」へ抜ける。人がこんなに多くなければもう少しじっくりと見たい所。この北側に「景山公園」がある。10時45分。
書画販売 東一長街 神武門
次に「天壇公園」に向かう。天壇とは、皇帝が天に五穀豊穣を祈願する場所。1421年に造られた。この公園では、若者のグループや家族連れが思い思いに楽しんでいる様子。大き目のシャトルコックのようなものを蹴鞠みたいに蹴り合っているグループがいくつか見られた。楽しそう。
天壇公園 祈年殿 天壇公園
12時半に最後の食事。広東料理。まずは燕京ビール。料理は何処に行っても、あまり代わり映えしない。かといってまずいわけではない。どちらかといえば食べ過ぎてしまう。日本に帰ったら、少し食事制限をしなければ成らないかもしれない。腹回りが心配です。
燕京ビール 広東料理
最後にお土産やさんに寄って、北京空港には定刻2時間前に到着。扨、最後の心配です。飛行機の延着はないか??。定刻にセントレアに着いても、最終の直通バス迄1時間15分しかない。心配的中です。搭乗口までは問題なく進んだのですが、なかなか搭乗が始まりません。結局1時間遅れの離陸となってしまいました。もう覚悟するしかありません。宿泊は前泊の東横インとしましょう。それでも、セントレアに着いたのは、45分遅れ。バス発車まで、30分しかありません。イミグレーションまでは順調。さすがに日本は手際が良い。あとは荷物だけ。10分前に出てきました。これは間に合うかも。メンバーへの挨拶もそこそこに、空港内を走りました。明日、仕事に出る、出ないでは大きな違いがある。何とか発車3分前に飛び込み、セーフ。自分が間に合ったら、浜松まで帰ると言っていた老夫婦の事が気になったが、どうしようもない。夜中の12時には何とか家にたどり着きました。皆様、ご心配有難うございました。
北京空港 搭乗機 機内食
エピローグ
無事帰国したと思ったのですが、二日後の火曜日昼頃から発熱。その日は何とか仕事をしましたが、水曜日の朝は38.8度。近くの病院では「A型のインフルエンザです。今日からタミフルを飲んでください。」ガックリ、どこでうつったのだろう。「新型ですか?。」と聞いたところ、「今は新も旧も関係ありません。発生の報告義務も無いし、自分の病気を治すことだけに専念してください。熱が下がっても2.3日は移りますから出歩かないように。」1日で平熱に下がりましたが、週末まで動けず。都合二週間の休暇となってしまいました。他に発症された方、ないでしょうネ???。
美人添乗員のKさんをはじめ、ツアーメンバーの方々には大変お世話になりました。空港でバタバタし、最後の御挨拶無しで別れて来てしまったのが、今にして思えば心残りです。「日常の中の非日常を楽しむ。」と「トラブルもトラベル。」が私の海外旅行の基本ですが、皆様もお元気で旅行を楽しまれてください。又、どこかでお会いすることがあれば、御一緒に旅を楽しみましょう。本当に有難うございました。